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「第69回沖展賞」受賞者インタビュー(2)

沖縄県内最大の総合美術・工芸の公募展「第69回沖展」(主催・沖縄タイムス社)は18日から4月2日まで、浦添市民体育館で開催。一般応募作品の最高賞に当たる沖展賞を受賞した9人に、制作した背景や今後の抱負を聞いた。(紙面掲載日:2017年3月14日 文化面)

魂や記憶に命吹き込む

「人間をテーマに制作したい」。初出品で沖展賞受賞作は1辺が約90センチのテラコッタの立方体「輪廻」。スクラップされる廃車に感傷を抱きながらも再生される姿に人間の生まれ変わりを連想し、重さ120キロに表現した。「人は亡くなっても魂や記憶は残る。それらが溶け合い新しい命が吹き込まれるのではないか」。かわいがってくれた亡き祖父母の記憶も込めている。

「輪廻」

沖縄県立芸術大学博士課程に在籍する留学生で沖縄での生活は延べ6年。自由な窯組みで、巨大なテラコッタ作品を制作する沖縄の県芸の現場に創作意欲をかき立てられた。土作りから乾燥、焼成技術を学んだ。一度は教員になろうと帰国し、遼寧大の常勤講師になったが、芸大に博士課程ができ、14年に戻ってきた。
「土は命の神さまのようなもの。自然な素材が好きです」

       
趙英鍵 ちょう・えいけん さん
1983年中国黒竜江省生まれ、那覇市在住。