沖展70th exhibition 沖展賞受賞者インタビュー(8)
第70回「沖展」(主催・沖縄タイムス社)が21日から4月8日まで、浦添市民体育館で開幕(沖縄タイムス紙面掲載日:2018年3月20日 文化面)
グラフィックデザイン・中曽根靖さん 大胆な色彩 力強い造形
「かけがえのないもの」というテーマで制作したヤンバルクイナをモチーフにしたポスターが受賞作。大胆でインパクトのある色彩と直線を生かした力強い造形で希少生物の存在感を表した。
「デザインの原点に戻りシンプルに表現したいと思った。小さな子どもからお年寄りまで作品を見た人たちの間でコミュニケーションが生まれれば」と創作意図を話す。
26歳からデザインの仕事に従事。現在は県内のデザイン会社に勤務し「自分の中のイメージを具現化するのがデザインの魅力」と説明する。
3度目となる沖展への応募で最高賞を射止めた。「たくさんの方からおめでとうと言われ、本当にうれしい受賞。一般の人々にデザインの面白さを感じてもらえるよう、これからも新しい形を生み出したい」と意気込んでいる。
中曽根靖 さん- 1972年宜野湾市生まれ、同市在住。