第77回沖展賞 受賞者インタビュー
県内最大の総合美術・工芸公募展、第 77回「沖展」(主催・沖縄タイムス社)が21日~4月5日、ANAアリーナ浦添で開催される。一般応募の最高賞に当たる「沖展賞」の受賞者8人に、制作の背景や抱負を聞いた。
漆芸 宮平京弥さん(26)無限の技法 表現したい
ものづくりに携わりたくて進学した県立芸大2年の時に漆器制作を始めた。
受賞作は県産デイゴの箱に落ち着いた色味の朱漆を塗り、沈金を組み合わせた。
白い貝の裏側からピンク色が透けて見えるよう工夫した点も光る。
朱漆螺鈿沈金筥『桃の華』 普段は再建中の首里城工事に携わる。正殿の外装では久志間切弁柄を、内装では御床(おとこ)の茶系黄色を塗装。
新知見で得られた琉球王国の色を現代の漆職人として再現した。
首里城の作業では、普段の作品とは違い、広範囲の面や凹凸がある面を塗るので「職人としての土台が鍛えられてありがたい」と話す。
首里場復元に携わる多くの職人も沖展に出展してほしいと望む。
漆器には無限の技法と表現があるとし「多くの技を習得して、表現したい作品を作りたい」と話した。

宮平京弥 さん- 1999年うるま市出身、同市在住










