紙面掲載

第77回沖展賞 受賞者インタビュー

彫刻 吉田香世さん(32) 鉄素材で可能性を追求

 鉄を用いて巻き貝の「ヒタチオビ」を表現した作品「横たわる遙か」で、2度目の沖展賞を受賞し、準会員に推挙された。

 今後も「やることは変わらない」とし「作品と向き合いたい」とほほ笑む。

横たわる遥か

 進学した県立芸術大学で鉄を素材に制作を始める。

 最初は果実や野菜だったが、貝殻をモチーフにした作品に手応えを感じ、2024年から同シリーズを作っている。

 鉄板をパーツごとに切り離し、一枚一枚溶接で張り付けていく。
 作業中にけがをすることも多く、同大の助教として、生徒には道具を安全に使うことを第一に教える。

 研究では素材の可能性を追求する。
 「鉄で何ができて何ができないのか。作品によって技法も変わってくる。
 どうやったらうまくできるのかを模索したい」と語った。

       
吉田香世 よしだ・たかよ さん
1993年静岡県出身、西原町在住
 

協賛

みんなの1点賞企画協力